熱画像を得るサーモグラフィーを高性能かつ低コストにする開発が進んでいる。日本電気硝子は、サーモグラフィーのコストの多くを占めるレンズを大幅に低コスト化できる新組成のガラスレンズを開発、「CEATEC 2019」(2019年10月15~18日、幕張メッセ)に展示した(図1)。

図1 開発品と既存品
左の開発品(第2世代品)は20µmまでの遠赤外線を透過する。右の既存品(第1世代品)は10µmまでの遠赤外線を透過する。(写真:日経 xTECH)
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 開発品は、遠赤外線領域のうち20µmまでの波長で高い透過性を示す(図2)。大半の遠赤外領域で90%台後半、20µmでは85%ほどになる。屈折率は10µmで3.4と、ガラス材料としては最高レベルだ。高価だが高性能のために遠赤外線用レンズ材料として使われるGe(ゲルマニウム)を上回る透過特性を得られる。Geでは12µm付近から長波長になるにつれて透過性が落ちる。

図2 開発品の特性
(写真:日経 xTECH)
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