MEMS(微小電子機械システム)マイクで50%ほどの市場シェアを誇る米Knowlesの日本子会社ノウルズ・エレクトロニクス・ジャパンは、「CEATEC 2019」(2019年10月15~18日、幕張メッセ)に出展、MEMSマイクのデジタル化が急速に進んでいることを日経 xTECHに明らかにした。

 Knowlesは、MEMSマイクの老舗。表面実装可能な特徴で、当初の携帯電話機に搭載されていたECM(エレクトレットコンデンサーマイクロホン)を置き換えて2000年前後から生産量を急激に伸ばした。現行のスマートフォンでは、ノイズキャンセリングやビデオ録画用に1台当たり3~5個を搭載する動きが一般的だ。現在、同社は年間20億個の生産能力を持ち、80%前後の稼働率で量産を続けている。

 MEMSマイクには、受けた音声を増幅してアナログ信号のまま出力するアナログ品と、A-D変換器も内蔵してデジタル信号として出力するデジタル品がある(図1~2)。デジタル品の単価はアナログ品の数倍と高く、同社の出荷品では依然としてアナログ品の比率が6割前後を占めている。しかし、ここへ来てデジタル品の需要が急激に高まっており、2019年中には、デジタル品の出荷がアナログ品を上回ると同社は見る。

図1 デジタルマイクの例
右の「スマート・マイク」は、DSPを内蔵し、登録した特定の語彙に反応してイベント信号を出力し、待機中のマイコンを起動させることができる。(写真:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]
図2 アナログマイクの例
(写真:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)が12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら