ニシヤマ(本社東京)は、工場などの映像を360°確認できるVRシステム「360度実写記録&VRビュー」を「日経xTECH EXPO 2019」(2019年10月9~11日、東京ビッグサイト)に出展した(図)。360°カメラで撮影したデータからヘッドマウントディスプレー(HMD)用の映像を作成し、遠隔地でも現場の様子を見られるようにするもの。改修前後の記録や危険箇所の確認、技能伝承などに使えるという。

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図:ニシヤマが出展した「360度実写記録&VRビュー」
(写真:日経 xTECH)

 同システムは、360°カメラとHMD、専用の変換ソフトなどから成る。360°撮影したデータを平面化し、パノラマ映像を作成した上で、HMDで再生できるように変換する。現場の様子を4K映像として記録可能。現状は4K対応のHMDがないが、将来4K映像で再生できるようになる可能性に備える。

 作業者の手元と同時に周囲の様子も記録・再生できるため、例えばある作業に取り組む際、周囲にどんな危険が生じているかが分かる。周りの人がどのように動いているかが記録されるので、複数の視点からの技能伝承も可能になる。

 開発は三徳コーポレーション(同)で、ニシヤマは同システムを2019年夏から提供している。現在扱えるのは保存済みのデータのみだが、2019年度中にリアルタイム映像での確認を可能にする予定だ。