冷え性の可視化や野菜摂取量の推定も、弘前大COIの超多項目健康診断

2019/10/11 17:00
高橋 厚妃=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 弘前大学COI(センター・オブ・イノベーション)研究推進機構は、展示会「クロスヘルス EXPO 2019」(2019年10月9日から11日)に出展し、弘前市岩木地域で実施している超多項目の健康診断(健診)に実装した新規項目のデモを行った。具体的には、クラシエホールディングスが提供する冷え性検査や、カゴメが提供する野菜摂取量の推定検査、ファンケルが提供する自律神経関連検査、エーザイが提供する嗅覚検査だ。

 弘前大学COIは、統計上、日本で平均寿命が最も短命と言われる青森県で、病気の予測や危険因子の特定、予防のための技術を開発するプロジェクト。弘前市岩木地域の住民を対象に2000項目以上を計測する大規模な健診のデータを解析する。ここで得られる健診のデータを解析したり活用方法を開発したりするため、60以上の企業や研究機関が参画している。

 企業は新規の計測項目を開発し、実際に健診の項目としてデータを収集し解析することも可能。弘前大学COI研究推進機構の機構長補佐でCOI副拠点長の村下公一教授は、「健診項目はどんどん増えており、約3000と言っても過言ではない」と話す。

手指の毛細血管の画像や血流などを測定する。爪の裏の毛細血管の画像を確認している様子。
(写真:日経 xTECH)
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 例えばクラシエは、自覚症状を基にした漠然とした概念である「冷え性」を客観的に評価する方法を開発している。手指の毛細血管の画像や血流などを測定する。2018年の健診のデータと疾患との関係を検討し、冷えと健康との関係、冷えに関連する重要因子の抽出を行った。

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