NECソリューションイノベータは、メンタルヘルスの不調の予兆を可視化するアプリを展示会「クロスヘルス EXPO 2019」に参考出展した。特別な機器を必要とせず、スマートフォンのアプリのみで「心の健康」を可視化できる。実用化の時期は未定。

足し算の答えの1桁部分をスマホの画面に手書きで入力する(写真:日経 xTECH)
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 アプリが提示する簡単な足し算に答えることで、メンタルヘルスの不調の予兆を5段階の「心の健康度」として表示する。具体的には、簡単な1桁の足し算の答えの1桁部分をスマホの画面に手書きで入力する作業を2分程度繰り返す。数字の1画目と2画目を書く間の時間と、次の計算の答えを入力するまでの時間を計測して評価する。問題を解いてから数字を書くまでの時間が長くなると、メンタルヘルス不調の傾向があるという。東洋大学との共同研究により実現した。

心の健康度と歩数、睡眠時間をグラフで表示する(写真:日経 xTECH)
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 心の健康度に加えて、スマホで計測した「歩数」と、自ら入力した「睡眠時間」をスマホの画面にグラフで表示する。生活習慣の改善に取り組む従業員がメンタル面での効果を確認したり、運送業の運転手が健康度をチェックしたり、健康増進型保険でメンタル面のデータとして使ったりする需要を見込む。