奈良県立医科大学発ベンチャーのMBTリンクは、IoTヘルスケアシステム「MBTLink・ヘルスケア・サービス」の販売を2019年10月下旬にも発売することを展示会「クロスヘルス EXPO 2019」で表明した。ウエアラブル端末と環境センサーを活用して、利用者の健康情報と環境情報から医学的知見に基づくアドバイスやアラートを通知する。まずは企業や自治体などに向ける。

独自のウエアラブル端末と環境センサー、アプリを提供する
(撮影:日経 xTECH)
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 MBTLink・ヘルスケア・サービスは、基本パッケージの「MBT Standard パック」と、位置情報管理機能を加えた「MBT Premium パック」を用意した。月額利用料980円程度を想定するStandard パックは、独自のウエアラブル端末と環境センサー、アプリを提供。心拍や活動量、環境データ(温度、湿度、照度、UV、気圧、騒音)などを測定し、普段と異なる状態を検知したり、設定したしきい値を超えたりするとメッセージを送信する。

奈良県立医科大学 MBT研究所 教授で、MBTリンク 代表取締役社長の梅田智広氏
(撮影:日経 xTECH)
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 Premium パックはこれに、利用者の位置情報や移動軌跡を表示できる「MBTリンクマップ」を追加した内容になる。月額利用料は1980円程度を想定する。気温の上昇などの危険が高まっている場所にいるユーザーの危険度を5段階で表示して注意喚起をするといったことが可能になる。なおStandard パックとPremium パックのいずれも、初期費用が別途必要になる。

 MBTリンクによると、健康経営の需要が高まっていることから、工事現場などで働く人や運転手などの健康リスク検知の引き合いが強いという。健康経営に取り組む企業に対して、具体的な手法とシステムを提案していく。