今回の「IFA 2019」(ドイツ・ベルリン、2019年9月6~11日)において日本関連で最大の話題は、スタートアップ企業が集まるコーナー「IFA NEXT」に初めて導入された「IFA NEXTグローバル・イノベーション・パートナー」に、日本が選ばれたことだ。逆の言い方をするとIFAを運営するメッセ・ベルリンが、日本(経済産業省)にぜひパートナーとして来て欲しいと要望し、日本もそれに応じた。日本との関係を重視したいメッセ・ベルリンの願いと、「世界に向けて日本のイノベーションを発信したい」との日本の狙いが一致した。

 メッセ・ベルリンIFAグローバル統轄本部長のイエンズ・ハイテッカー氏は「日本はテクノロジー先進国であり、豊かな可能性のあるスタートアップが多く立ち上がっています。IFAに集まる多くの方々に日本のイノベーションに触れてほしい」と語った。

メッセ・ベルリンはIFAの開幕を告げるプレスカンファレンスで、IFA NEXTのパートナー国が日本であることを発表した
(写真:麻倉 怜士)
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開幕のプレスカンファレンスで紹介されたIFA NEXTの日本ブース
(写真:麻倉 怜士)
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 IFA NEXTが開催された26号館には日本エリアが設けられ、経産省のお眼鏡に適ったスタートアップを中心とした(凸版印刷も出展)20社がオープンブースで来客に対応していた。次世代ドローンの技術開発会社エアロネクストは、産業用ドローンの機体の安定性、燃費、機動性を向上する独自の重心制御技術「4D GRAVITY」を引っ提げて出展。保有する特許技術をライセンスするビジネスモデルで、これまで日本と中国で、有望ドローンメーカーと交渉を進めてきた。同社代表取締役CEOの田路圭輔氏は、「ドローンの本場は欧州です。IFAは初出展ですが、たいへん多くの人々に来ていただき、有望な話もいくつもありました」と語った。

次世代ドローンの技術開発会社エアロネクストの伊東奈津子執行役員と田路圭輔CEO
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エアロネクストは、産業用ドローンの機体の安定性、燃費、機動性を向上する独自の重心制御技術「4D GRAVITY」を引っ提げて出展
(写真:麻倉 怜士)
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