ソニーが2019年の「CES」で発表した、一般ユーザー向けのイマーシブサラウンドフォーマット「360 Reality Audio」。没入感のある立体音響を実現する技術だが、今回の「IFA 2019」(ドイツ・ベルリン、2019年9月6~11日)ではスマートフォン(スマホ)のアプリであらかじめユーザーの左右の耳を撮影し、その形に合わせて個々のユーザーに最適な立体音響を提供するデモを披露した(関連記事)。

360 Reality Audioのブース風景
(写真:麻倉怜士)
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 360 Reality Audioの技術的なポイントは、(1)音場は全球、つまり360度。リスナーの聴取位置よりも下方を含む全方位に音像を配置でき、オブジェクトベースにより移動可能、(2)制作・配信・再生の一貫したエコシステムを構築、(3)ストリーミングサービスで配信。帯域幅はCDと同じ1.5Mbps---だ。

 聴取形態は(1)マルチチャンネルのスピーカーを全周に配置するやり方、(2)ヘッドホンによる「イマーシブリスニング」の2つがある。CESのソニーブースでは、下部3、中央5、上部5の13個のスピーカーでのイマーシブ配置でデモが行われた。今回のIFAのデモは後者の形態で、ヘッドホンで360度のサウンドが聴けた。

360 Reality Audioについての説明パネル
(写真:麻倉怜士)
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