ドイツのベルリンで2019年9月6日から11日にかけて(現地時間)、世界最大級の家電展示会「IFA2019」が開催されている。例年、ソニーモバイルコミニュケーションズや韓国のサムスン電子、LGエレクトロニクスなどスマホを手がけるメーカーが出展し新モデルがお披露目されるイベントだ。

 しかし、今年は昨年に比べると、スマホ関連の出展は少なめだった。ソニーやサムスン電子のような幅広いジャンルの製品を取り扱うメーカーは例年通りの規模で出展したものの、2018年に出展していた仏ウイコウ(Wiko)、中国の努比亜技術(ヌビア・テクノロジー、Nubia)が出展を見送るなど、スマホメーカーの出展はかなり減った印象だった。

 こうした状況ではあるが、主要メーカーによる「日本発売未定」の最新モデルにいち早く触れることはできた。その中から、筆者が「日本で発売してほしい」と思った3モデルを紹介しよう。

約5万円で4眼カメラを楽しめる「motorola one zoom」

 まずは、中国のレノボ・グループ傘下の米モトローラ・モビリティ(Motorola Mobility)が発表した「motorola one zoom」だ。このモデルの最大の特徴は、クアッドカメラを搭載していること。その割には価格が429ユーロ(約5万円)と安いことだ。

背面に4つのレンズを搭載する「motorola one zoom」
(撮影:村元 正剛、以下同じ)
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 4つのカメラは、標準(48Mピクセル/F1.7)+望遠(8Mピクセル/F2.4)+超広角(16Mピクセル/F2.2)+深度センサー(5Mピクセル)で構成される。標準カメラと望遠カメラは光学式手ぶれ補正付きで、望遠は光学3倍ズームで撮影でき、デジタルズームと組み合わせたハイブリッドズームは最大10倍で撮影できる。

カメラの操作性はシンプルで、ユーザーが意識することなく4つのレンズを活用できそうだ
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 2019年はトリプルカメラを搭載するハイエンドモデルが増えているが、さらに深度センサーを加えたクアッドカメラを搭載する機種は「HUAWEI P30 Pro」くらいだろう。motorola one zoomは、CPUに米クアルコム(Qualcomm)のSnapdragon 675を採用するミドルレンジモデルだ。

 約5万円のスマホで、超広角から光学3倍ズームまでをカバーし、さらに背景ぼけまで楽しめる。インカメラも25Mピクセルなので、自分撮りを楽しむにも必要十分。コストパフォーマンスを重視したいが、カメラの性能には妥協したくないという人には、非常に魅力ある選択肢となるだろう。

 ただし、カメラの性能はスペックだけでは分からない。画質の評価は、商用モデルのレビューや購入者の口コミ評価などを待つべきだろう。

ディスプレー上での指紋認証に対応するなど、トレンドを一歩リードする機能を備えている
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背面のモトローラのロゴが光る
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