「5G(第5世代携帯電話)への移行は、これまでのどの世代よりも早く進んでいる。4Gのサービスが開始された年は世界で携帯電話事業者が4社しか対応しなかったが、5Gでは既に20以上が参入している。端末も当社の5G対応チップセットを使って世界の150社以上が設計している」

 スマートフォン(スマホ)向けのアプリケーションプロセッサーで世界首位の米Qualcomm(クアルコム)社長のCristiano Amon氏は、「IFA 2019」(ドイツ・ベルリン、2019年9月6~11日)の基調講演で、5G市場の立ち上がりが順調であることをアピールした。

IFA 2019で基調講演を行ったクアルコム社長のCristiano Amon氏
(写真:日経 xTECH)
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 同氏は、5Gサービスが開始された2019年を「新たなイノベーションの幕開け」と位置付けて大きな期待感を示す一方、「どうやってスケールさせるのかが最大のテーマになる」と語った。それを実現するために、同社のチップセットの5G対応を加速させる。

 現在、クアルコムのチップセットで5G対応スマホを実現するには、プロセッサーにハイエンド向けの「Snapdragon 855」を採用し、さらに5Gモデム「Snapdragon X50 5G」(サブ6GHz、ミリ波対応)を搭載する必要がある。

 基調講演でAmon氏は、2020年にはSnapdragon 8シリーズからミッドレンジ向けの同7シリーズ、さらに普及価格帯向けの6シリーズで5Gをサポートすると話した。同社はこれによって、20億以上のスマホユーザーが5Gを使えるようになる可能性があるとした。

2020年にはハイエンド向けのSnapdragon 8シリーズからミッドレンジ向けの同7シリーズ、さらに普及価格帯向けの6シリーズで5Gをサポートするという
(写真:日経 xTECH)
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