シャープは2019年9月5日、ドイツ・ベルリンで開催される「IFA 2019」に先駆けてプレスカンファレンスを開き、欧州市場向けにスマートフォンやPC、スマートテレビの新製品を発表した。

IFA 2019のシャープは8K+5GとAIoT

 発表会にはシャープ グローバルTVシステム事業本部長 兼 欧州代表の喜多村和洋氏が登壇(写真1)。「8K+5G」と「AIoT」の2つを軸とした、2019年のIFAシャープブースを紹介した。AIoTはAI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせたシャープによる造語だ。

写真1●シャープ グローバルTVシステム事業本部長 兼 欧州代表の喜多村和洋氏
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 喜多村氏はシャープの8K戦略として、2019年から2020年の春にかけて8K動画の撮影や編集、画面への表示といった「フルバリューチェーン」を世界で初めて提供するとのビジョンを打ち出した。

 具体的には2020年に発売予定の世界最小の8Kビデオカメラや、2021年に発売予定のdynabookブランドの8K対応PCを世界に展開。2020年には世界最大の120型8K液晶テレビを世界のB2B市場に投入していくことを明らかにした。

 AIoT事業については、シャープ 常務執行役員 スマートアプライアンス&ソリューション事業本部長の沖津雅浩氏が登壇(写真2)。日本で276種類を展開しているAIoT製品を紹介し、「高カロリーなものを食べた人にはヘルシーな食べ物を提案し、人が目覚める前に部屋の温度を上げる」といった例を挙げ、シャープが考えるスマートライフシステムを欧州向けに紹介した。

写真3●シャープ 常務執行役員 スマートアプライアンス&ソリューション事業本部長の沖津雅浩氏
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欧州で「AQUOS R3」などSIMロックフリースマホを発売

 AQUOSシリーズのスマートフォンは、2018年に欧州で3機種を発売した。2019年第4四半期には、新たに「AQUOS R3」と「AQUOS V」の2機種を発売するという。いずれも欧州のオープン市場向けのSIMロックフリー端末となっている。

 フラッグシップモデルのAQUOS R3は、日本版の仕様を踏襲し、海外向けに不要な機能を省いた製品になる。欧州向けモデルはデュアルSIM構成となっている。価格は729ユーロ(付加価値税込み、以下同様)とした(写真4、5)。

写真4●AQUOS R3を729ユーロで発売
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写真5●欧州向けAQUOS R3の実機
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 AQUOS Vは旧世代のフラッグシップCPU「Snapdragon 835」を搭載することで高性能を実現しつつ、229ユーロと価格を抑えたモデルになる(写真6、7)。日本での発売予定はなく、あくまで欧州向けのモデルとしている。

写真6●AQUOS VはSnapdragon 835搭載で229ユーロ
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写真7●AQUOS Vの実機
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