次世代プラットフォーム、次世代通信規格「5G」、ゲームストリーミング、サブスクリプションなど、新技術や新ビジネスモデルが注目されている。それらのトレンドは、どこでターニングポイントを迎えるのか。各国の市場に詳しい識者8人がゲーム業界のターニングポイントについて語り合った。

欧米、中国など各地のマーケット事情に精通したゲームジャーナリスト、アナリストなど識者8人がゲーム業界のターニングポイントについて語り合った

 2019年9月12日、幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ 2019」のイベントステージ(ホール1)でグローバル・ゲーム・ビジネス・サミット「2020年を展望―世界の主要メディア・識者が語るゲームのターニングポイント」が開催された。壇上でディスカッションを繰り広げたのは、欧米、中国など各地のマーケット事情に精通したゲームジャーナリスト、アナリストなど識者8人。テーマは「次世代プラットフォーム」「ゲームストリーミング」「サブスクリプションモデル」の3つだ。

【登壇者】
米IGNのエグゼクティブエディターとしてゲーム・アニメ担当しているミランダ・サンチェス氏
ピーター・ブラウン氏は米ゲームスポットのマネージングエディターとしてゲームを担当
独IGN Germany編集長のセバスチャン・オソウスキー氏
ソフィア・オーブリー・ドレイク氏は、英国のゲーム情報サイト「ポケットゲーマー」で「ビッグインディーピッチ」のマネージャーを務める
立命館大学教授・中村彰憲氏は中国マーケットに詳しい
韓国のゲームメディア「ThisイsGame」のCEO、イム・サンフン氏
IGN JAPANで編集長を務めるダニエル・ロブソン氏

次世代機の解像度は8Kへ

 次世代機では処理速度と解像度が向上し、8K表示が標準になるという点で、識者たちの見解は一致している。「8Kになったらもう、ゲーム画と写真の区別がつかないかもしれないね」とオソウスキー氏が期待を寄せる一方で、IGN JAPAN編集長のロブソン氏のように「8Kが標準の時代になっても4Kのプラットフォームを利用しているユーザーを切り捨てるわけにはいかない」と、ゲーム会社の負担増を懸念する声もあった。

 また識者たちは、プラットフォームがAI(人工知能)を搭載する日も遠くないとみている。音声による操作が可能になれば、通常のコントローラーを操作できない人でもゲームを楽しめるようになり、ゲームユーザーの裾野が広がる可能性が出てくるわけだ。サンチェス氏は「AIの性能は、他のメーカーとの差異化の要因になり得る」と話した。

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