ドイツ・ダイムラー(Daimler)は、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)の電気自動車(EV)ブランド「EQ」シリーズで初の大型セダンとなるコンセプトカー「ビジョンEQS(Vision EQS)」を「フランクフルトモーターショー2019」(IAA 2019、一般公開日:2019年9月14~22日)のプレスデーで公開した(リリース)。

「ビジョンEQS」。
(撮影:日経Automotive)
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 「ビジョンEQSは高級セダンのこれからの形を示すものだ」。長年ダイムラーの社長を務めたディーター・ツェッチェ氏に代わり、2019年5月に新社長に就任したオラ・ケレニウス(Ola Kallenius)氏は会見でこう述べた。メルセデス・ベンツの大型セダン「Sクラス」のように、ビジョンEQSを先進技術のけん引役と位置づけている。

新社長のオラ・ケレニウス氏(Chairman of the Board of Management of Daimler AG and Head of Mercedes-Benz Cars)。
(撮影:日経Automotive)
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 EQシリーズでは中型SUV(多目的スポーツ車)の「EQC」がすでに量産されている(関連記事)。EQCは既存のエンジン車やプラグインハイブリッド車(PHEV)と同じ「MRA(Modular Rear-wheel drive Architecture)」がベースなのに対し、ビジョンEQSでは新開発のEV専用プラットフォームを採用したという。中型および大型EVに対応できるもので、ホイールベースや電池容量を柔軟に変えられる。

 ビジョンEQSの電池容量は約100kWh、航続距離はWLTPモードで約700kmとする。350kWの急速充電を使うと、20分未満で約80%まで充電できる。リチウムイオン電池はダイムラー子会社のドイツAccumotiveが供給する。

 前後の車軸にモーターを搭載した4輪駆動で、電池を床に配置する。最高出力350kW、最大トルク760N・mで、停止状態から4.5秒で100km/hまで加速する。

 コックピットはシンプルなデザインで、自動運転に対応しながらも、ユーザーが自ら運転することを想定している。高速道路ではレベル3の自動運転が可能とする。

コックピット
(撮影:日経Automotive)
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(出所:ダイムラー)
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