iPS細胞の山中教授、がん治療法の開発のために「IT業界の力を貸して」

2019/08/05 06:00
高橋 厚妃=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 「一人一人に合った治療を行うため個人の健康に関するデータを集めることが重要だ」――。楽天は2019年8月2日、「Rakuten Optimism 2019」で「医療最前線:がん治療の革命児たち」と題したパネルディスカッションを開催。登壇した京都大学iPS細胞研究所(CiRA、サイラ)教授の山中伸弥氏は、がん治療の研究開発におけるIT業界への期待を語った。

パネルディスカッションの登壇者
(写真:日経 xTECH)
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 山中氏が所長を務めるCiRAは現在、iPS細胞から免疫細胞を作り、がん治療に応用する研究を手掛けている。山中氏はパネルディスカッションで、同じがんにかかっても、患者ごとに遺伝子のパターンなどが違うことを説明した。「患者一人一人に合った治療を行う時代になった。個人の健康に関するデータの蓄積が非常に重要だ。そのためにIT業界の力をぜひ貸してほしい」と話した。また、インターネット上にある大量の情報の中から、患者が正しい情報を集められる仕組みが必要だとの認識を示した。

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