ソニー、医療映像を一元管理できるプラットフォームを日本で発売

2019/07/19 05:00
河合 基伸=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 ソニーは医療映像データを一元的に管理できる医療映像プラットフォーム「NUCLeUS」を2019年夏に日本で発売する。手術室などの病院に導入された多様な機器から出力される映像を一括管理することで、手術の準備や機器のメンテナンスの効率化を図る。健康・医療・福祉分野の展示会「国際モダンホスピタルショウ2019」(2019年7月17日~19日、東京ビッグサイト)に参考出展した。

医療映像プラットフォーム「NUCLeUS」(撮影:日経 xTECH)
クリックすると拡大した画像が開きます

 「CT(コンピューター断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴画像装置)などの医用画像を撮影する機器が増加するとともに、4Kや3Dといった新たな映像が増加している。映像を用いた手術などの準備が、今後は大きな負担になるだろう」(ソニーの説明員)。そうした課題の解決に向けて医療映像プラットフォームの需要が増えると判断し、既に欧州で実績があるNUCLeUSの日本市場への投入を決めた。

拡大画像を高画質化した技術参考展示(撮影:日経 xTECH)
クリックすると拡大した画像が開きます

 NUCLeUSは、複数の機器から映像を集めて出力する「IPコンバーター」やソフトウエア、サーバーなどで構成する。映像の切り替えや録画・編集、ライブ配信などのベーシック機能に加えて、映像の付加価値を高めるアドバンス機能も用意した。

 アドバンス機能の1つが回転補正機能である。内視鏡のスコープが回転した状態でも、執刀医の視線を一定に保てるように補正した映像を表示する。映像の一部を拡大してアップコンバージョンする機能も備える。こうした機能は「IPコンバーターにGPUを搭載することで、低遅延での補正が可能になった。手術では遅延は許されない」(ソニーの説明員)とする。

この先は日経 xTECH登録会員(無料)の登録が必要です。