医師が外出先から医用画像をスマホで確認、キヤノンMJ

2019/07/16 16:30
近藤 寿成=スプール

 キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)は、CT(コンピューター断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴画像装置)などの医用画像を、医療従事者がモバイル端末で参照できる「モバイル画像参照サービス」を2019年7月下旬から提供開始する。

医療従事者が医用画像をモバイル端末で確認できる(出所:キヤノンマーケティングジャパン)
クリックすると拡大した画像が開きます

 医用画像は、診断や治療方針を決める上で重要だが、特殊なフォーマットで作成されるため、これまでは簡単に閲覧することが困難だった。モバイル画像参照サービスは、医療従事者がスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を利用し、クラウド経由で医用画像を迅速に参照できる。これにより、災害時などの遠隔医療や在宅医療現場における医療の質やサービスの向上を実現するとともに、医療関係者の働き方改革につなげる。

 キヤノンMJグループは、2014年10月から医用画像を活用するためのクラウド基盤「Medical Image Place」を提供開始し、その第1弾として読影事業者と医療機関をつなぐ「遠隔読影インフラサービス」を開始した。その後、医用画像のバックアップサービス「医用画像外部保管サービス」や地域中核病院と周辺の医療機関が医用画像を共有できる「地域連携サービス」なども提供し、医用画像に関する読影・保管・参照・共有ができるプラットフォームとしてサービスを展開してきた。

モバイル画像参照サービスの概要(出所:キヤノンマーケティングジャパン)
クリックすると拡大した画像が開きます

 Medical Image Placeは、各省庁のガイドラインに準拠した高度なセキュリティ対策を備える。院内と外部のネットワークを物理的に分離し、電子証明書による認証も採用しており、なりすまし防止対策は万全となる。iOS専用アプリには直感的に操作できるUIツールを実装し、医療従事者は画像参照に必要な機能(画像の拡大や縮小など)を利用できる。

 モバイル画像参照サービスの月額利用料金は5万円(税別)から。医用画像クラウドサービス基盤「Medical Image Place(メディカルイメージプレイス)」の関連サービスになる。健康・医療・福祉分野の展示会「国際モダンホスピタルショウ2019」(2019年7月17日~19日、東京ビッグサイト)に出展する。

お知らせ

ピックアップPR

もっと見る

記事ランキング