メディカルデータカード(東京・新宿)は、健康や医療情報などのPersonal Health Record (PHR)をクラウドに保管し、個人が閲覧できるシステムを構築している。第23回日本医療情報学会春季学術大会シンポジウム2019 in 熊本(2019年6月6日~8日)で、メディカルデータカード社長の西村邦裕氏が、臨床検査センターと15以上の医療機関(クリニック)、患者をつなぐシステムの運用と仕組みについてポスター発表した。

臨床検査センターと医療機関、患者をつなぐシステム
(出所:メディカルデータカード)
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 一般に医療機関で検査を受けると、採取された血液や尿は、臨床検査センターに送られて分析される。その後、検査センターは検査結果を医療機関に検査結果を送付。医師は、患者が再診したタイミングで結果を伝えたり、紙に印刷した結果を渡したりする。

 これに対してメディカルデータカードは、名古屋臨床検査センターと連携し、検査結果のデジタルデータを患者のアプリに送信する新規のサービスを開始した(関連記事1)。

 メディカルデータカードは、同社が構築した医療機関向けのシステム「MeDaCa PRO」と、患者が利用するアプリ「MeDaCa」を活用して、患者がデジタル情報の検査結果を収集して保管できるようにした。

 具体的には、名古屋臨床検査センターが医療機関の「MeDaCa PRO」に検査結果のデジタルデータを送付。医師は結果を確認した上で、患者のアプリ「MeDaCa」にデータを送る。患者は、検査結果をアプリ内で閲覧する。これまで患者は、次回の来院まで結果を確認できなかったが、同サービスを利用するとより早く検査結果を確認できる。