東芝デバイス&ストレージは、車載SoCで稼働するアプリケーションソフトウエアの実行性能を開発の早い段階で高精度に見積もる手法を、エレクトロニクス/半導体設計の国際イベントである「56th Design Automation Conference:DAC 2019」(6月2~6日に米国ラスベガスで開催)で発表した。同社の車載向け画像認識プロセッサー「Visconti」で稼働するADAS(Advanced Driver-Assistance Systems:先進運転支援システム)向けアプリケーションソフトウエアの開発効率化などを狙う。

 発表者は同社の武田瑛氏(半導体研究開発センター エンベデッドコア技術開発部 エンベデッドコア技術開発第一担当 主務)で、講演タイトルは「Hybrid ADAS Development Environment for Architecture-specific Performance Estimation」(講演番号 DT 18.5、著者:Akira Takeda, Yuji Ishikawa, Tatsuya Mori, Takeshi Kodaka, Yuji Okuda, Takashi Yoshikawa、資料アーカイブ:http://www2.dac.com/events/designertrackarchivesearch.aspx)だった。

登壇した武田瑛氏。日経 xTECHが撮影

 同氏によれば、車載アプリケーションの開発は、2段階で行われている。まず、PC上の機能豊富な開発環境を使って開発し、その後、実機(試作SoCや前世代のSoC)にポーティングしてリアルタイム処理性能を見るという。ただし、この手法では、リアルタイム処理性能の見積もりが開発の後半になってしまう。

機能豊富なPC上の開発環境(左)ではリアルタイム処理性能の見積もりは難しかった。このため、アプリケーションができた後で実機(試作SoCや前世代SoC)にポーティングして、リアルタイム処理性能を確かめていた(右)。東芝デバイス&ストレージのスライド
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