(3):リテール編からの続き

 COMPUTEXでは、毎年、数社が、突如として農業向けソリューションを展示、翌年はそのソリューションは消えている、というパターンが存在する。今年(2019年)のCOMPUTEXでは、パソコン(PC)向け製品大手の台湾GIGA-BYTE Technologyが「Smart Agriculture」と急に言い始めた(写真25)。

写真25●CO2センサーと湿度センサーを常時稼働して、疑似太陽光の照度などを制御する。無線通信を使っての集中監視も可能であるという。筆者撮影
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 筆者は同社から説明を聞いても「なんで農業分野に進出するのか」が分からならかったが、察するに「同社の技術を利用すれば、例えば、農業向けソリューションも提供できる」ということだろう。すなわち、今すぐに提供するとか、その事業を本格的に始めるという意味ではないとのことだった。それにしては、ブースが大きすぎる気はする(写真26)。

写真26●GIGA-BYTE TechnologyはPC向け製品とその他をパーティションで分けていた。「Smart Agriculture」は「Smart Life」の一部にある。この他に、「Data Center」や「Industrial」「Smart Retail」などの展示があった。筆者撮影
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 ビデオ監視ソリューションなどを提供している台湾Tranwo Technologyは、振動/衝撃/環境試験装置の台湾King Design Industrialと組んで「Smart Farming」というデモンストレーションを行っていた(写真27)。King Design Industrialの疑似太陽光を使って農産物の発育を改善するシステムが開発されており、そのシステムの制御がTranwo Technologyのソリューションとのことだった。

写真27●テーブル上の左端にあるのが人工太陽灯の電源。その右に並んでいるのは、土壌に突き刺すセンサー群で、Tranwo提供という。筆者撮影
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