世界中で開発競争がくり広げられている「空飛ぶクルマ」の最新動向について、日経BPシリコンバレー支局の根津禎記者が2019年5月29日、イベント「テクノロジーNEXT 2019」(2019年5月27~29日)が講演した。同記者が執筆した書籍「空飛ぶクルマ (電動航空機がもたらすMaaS革命)」を基にして、世界の主要プレーヤーとその取り組みについて紹介した。

講演する日経BPシリコンバレー支局の根津禎記者(撮影:赤坂麻実)
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 根津記者は、「空飛ぶクルマ」に決まった定義がないと前置きしつつ、自動車のように手軽に乗れる小型航空機の総称だとした。その上で、地上を走行も可能なタイプ(地上走行型)と、電動の垂直離着陸機(eVTOL)の2つに大別できるとした。

 地上走行型は、地上を走る際は自動車として、飛行する際は小型の固定翼機やジャイロコプターなどに変形するものが多い。飛行する際は、2次電池の電力でモーターを駆動して回転翼(ローター)を回すのではなく、従来の軽飛行機用エンジンで飛ぶ。例えば、中国TerrafugiaやオランダPAL-V International、米Samson Skyといった企業を例に挙げ、機体の写真やテスト飛行の動画付きで紹介した(関連記事)。「3社はいずれも2020年までに実用化を予定しており、価格は数十万米ドル。中でもSamsonの製品は組み立てキットとして20万米ドルを切る価格で販売される予定」(根津記者)という。

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