100年に一度と呼ばれている自動車業界の大変革。走る・曲がる・止まるといったクルマの基本性能の向上に貢献してきたタイヤも、大きな進化を迫られている。タイヤ世界大手のフランス・ミシュラン(Michelin)のExecutive Vice-Presidentであり、研究開発をグローバルで統括するEric Philippe Vinesse氏は2019年6月4日、日経xTECHなどの取材に応じ、次世代タイヤの開発状況について言及した。

(聞き手は窪野 薫=日経 xTECH)

MichelinはCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)にどう対応していく考えか。

 CASEはすべてのタイヤメーカーに大きなインパクトを与えることは間違いない。Michelinとしては、それぞれの技術に広く投資し、全方位でCASEに対応した技術を開発していく。CASEに合わせてタイヤの価値を向上する。

 例えば、コネクテッドで走行中の情報を取得し、分析することで、車両性能の向上に貢献できるだろう。つながるタイヤの技術を使って、シェアリングでの運行管理ソリューションを提供できる。タイヤは電気自動車(EV)にとっても重要な部品の1つ。EVの競争軸である航続可能距離を延ばすためには、タイヤの効率向上は不可欠である。CASEと共にタイヤの未来がどう変わるのか、とても楽しみにしている。

MichelinのExecutive Vice-Presidentで研究開発部門を統括するEric Philippe Vinesse氏
(撮影:日経 xTECH)
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CASE対応への一手として、エアレスタイヤの試作品を発表した。

・関連記事:エアレスタイヤを2024年の量産車へ、ミシュランとGMが技術提携

 2024年の量産車への適用を目指し、米ゼネラル・モーターズ(GM)と技術提携しながら開発を推し進める。乗用車への適用は、車種ごとの相性を見極めなくてはならない。最適な性能を達成するため、GMとの議論を進めたい。

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