三井化学は人工皮革「ミラストマー」を使い、クルマの内装の付加価値を高める提案を「人とくるまのテクノロジー展2019」(2019年5月22~24日、パシフィコ横浜)にて行った。ミラストマーの光を透過させる特徴を生かし、ディスプレーの表示内容を浮き上がらせる内装品を2つ試作した。

 ミラストマーは、オレフィン系の熱可塑性エラストマー(TPV)。ポリプロピレン(PP)にオレフィン系ゴムを組み合わせたもの。長期耐久性や耐摩耗性、耐傷付き性、光沢などのバランスをとった樹脂だ。

 三井化学の提案の1つは、アームレストである(図1)。アーム(大阪市)と共同開発した。小型プロジェクターの上に、アームレストの形状にした透明なウレタン系基材を配置し、その上にタッチパネルを載せ、最上位はミラストマーで覆った。

[画像のクリックで拡大表示]
図1 新たな付加価値を提案するアームレスト
光を透過する人工皮革を使った。(写真:日経 xTECH)

   白色のシート状ミラストマーを使い、表面に皮状のシボを加工している。厚さを薄くして小型プロジェクターの光が透過しやすいように工夫した(図2)。

[画像のクリックで拡大表示]
図2 アームレストに浮かび上がる操作パネル
小型プロジェクターの光を通して表示する。タッチパネルも内蔵されており、エアコンやオーディオなどを操作することもできる。(写真:日経 xTECH)

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら