ベアリング(軸受け)大手のNTNは、一般量産品比でフリクション(摩擦抵抗)を62%低減したハブベアリングを開発した(図1、2)。車両の燃費を0.53%向上できると試算する。ドライブシャフトとホイールをつなぐ重要部品で、車両1台につき4個搭載する。2023年の供給を目指して車両メーカーに売り込む。

図1 NTNが開発した新型のハブベアリング、フリクションを62%減らす(撮影:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

図2 ハブベアリングはドライブシャフトとホイールをつなぐ部品だ(出所:NTN)
[画像のクリックで拡大表示]

 「人とくるまのテクノロジー展2019」(2018年5月22~24日、パシフィコ横浜)で開発品を披露した。NTNはハブベアリングの改良を長年継続しており、今回の開発品で第3世代目となる。

 第2世代目は、潤滑用グリースを機構内部に溜め込むためのシール材に特徴があった。グリースの分量を保持しながら、外からの異物や水の侵入を防ぐものである。以前までのシール材は車両側とタイヤ側ともに、3点が機構に触れるような形状を成していた。第2世代目では、このうち1点を機構に触れないような形状に変えた。機構への接触箇所を減らすことで、シール材としての密閉性能を維持しつつ、回転時の摩擦抵抗を低減した。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら