日産自動車は、第2世代ADAS(先進運転支援システム)「プロパイロット2.0」で使う3眼カメラの画像処理チップに、イスラエル・モービルアイ(Mobileye)の最新版「EyeQ4」を採用した。「人とくるまのテクノロジー展2019」(2019年5月22~24日、パシフィコ横浜)における日経 xTECH/日経Automotiveの取材で分かった。

 モービルアイのEyeQ4は既に、ドイツBMWや米テスラ(Tesla)、中国の電気自動車(EV)ベンチャーの上海蔚来汽車(NIO)が、3眼カメラの画像処理チップとして採用している。日本の自動車メーカーがEyeQ4を採用するのは、日産が初めてである。同社はカメラのサプライヤーを明かさないが、ドイツZF(旧TRW)製とみられる(図1)。

図1 現行プロパイロットのセンサー構成
(出所:日産自動車)
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 EyeQ4を採用したことで、プロパイロット2.0の自動ブレーキは、夜間の歩行者に対応できるようになった。日産の現行システム「プロパイロット」では、センサーにZF製の単眼カメラを使う。現行システムの単眼カメラは画像処理チップに現行版の「EyeQ3」を使うため、自動ブレーキは夜間の歩行者に対応できていなかった。チップの処理速度が足りないためである。

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