時間のない朝なのに、クルマのフロントウインドーに霜が降りていてすぐに出発できない――。寒冷地の冬の困りごとを解決する装置を村上開明堂が開発した。

 クルマのフロントウインドーなどを洗浄するウオッシャー液を加熱・保温する「ヒーテッドウォッシャー」で、「人とくるまのテクノロジー展2019」(2019年5月22~24日、パシフィコ横浜)で展示した(図1)。お湯やスクレーパーによる霜取りに比べて大幅に時間を短縮できるとする。

図1 ガラスに付いた霜を温かいウオッシャー液で除去
左がウオッシャー液を加熱・保温する装置で、右がフロントウインドーを模擬したガラス。(撮影:日経Automotive)
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 村上開明堂の開発品で特徴的なのが、ウオッシャー液を前日の運転時に温め、保温しておき翌朝に使用する点だ。温かいウオッシャー液を噴射するシステムは既に存在するが、エンジン始動後に電力を供給して加熱している。50度まで温まるまでに30秒ほど待つ必要がある。

 対する村上開明堂のシステムは、ウオッシャー液を温かい状態で保管しておくため、「エンジンを始動した瞬間から霜を解かせる」(同社の担当者)。ウオッシャー液のタンクと噴射ノズルの間に貯湯式の加熱・保温装置を取り付けるだけでよい(図2)。

図2 ウオッシャータンクとノズルの間に配置
既存の洗浄システムに貯湯式の加熱・保温装置を追加する構成となる。(出所:村上開明堂、撮影:日経Automotive)
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