STマイクロエレクトロニクスは、千葉県幕張メッセで開催の「TECHNO-FRONTIER 2019」(2019年4月17〜19日)にブースを構えて、産業機器の予防安全に伊仏合弁STMicroelectronicsの製品が役立つことをアピールするデモンストレーションを行った。このデモは、STMicroelectronicsが「CES 2019」(2019年1月8~11日に米ラスベガスで開催)で見せたもので、日本で行うのはTECHNO-FRONTIER 2019が初めてである。

予防安全に向けたデモンストレーションを行ったコーナー。日経 xTECHが撮影
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 無線通信を使う産業用IoT(IIoT)システムのエッジの評価ボード「STWIN:SensorTile Wireless Industrial Node」を使ったデモンストレーションである。この評価ボードにはSTMicroのマイコン「STM32L4+」(関連記事)に加えて、産業機器向けの各種センサーが搭載されている。さらに、RS-485とUSBの有線接続インターフェースに加えて、Bluetooth LEの無線通信モジュールも搭載する。そして、無線LAN(Wi-Fi)モジュールや、無線WAN(LTE)のLTE/LoRaのモジュールが接続できるなど、無線通信機能は豊富である。ブースの説明員によれば、工場の中のような厳しい環境の中では有線接続が使われていたが、最近は無線接続の要求が高まり、STWINが用意されたという。

「STWIN:SensorTile Wireless Industrial Node」の概要。STマイクロエレクトロニクスのスライド
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 デモンストレーションでは産業機器のモーターの故障が次第に悪化し、悪化状況に応じてセンサーを使い分けていく様子を見せた。最初は人が聞こえない超音波の異常音がモーターから発生しそれを検知。次に異常振動が発生し、それを検知する。続いて、異常音を検知。そのころには、温度が上がり、それを検知。最後はモーターが煙を吹く、というデモンストレーションだった。このデモでは、様々な異常を複数種類のセンサーで検知しており、STWINに搭載するSTMicroのセンサー群をアピールする内容だった。ただしSTWINとPCはUSB接続で、無線接続ではなかった。

モーター故障の検知のデモンストレーション。画面左上の水色のモーターが故障を起こすという想定。それを故障の段階に応じて、異なる種類のセンサーで検知する。検知結果は手前のディスプレーに表示されている。日経 xTECHが撮影の動画。長さは約1分間。音あり。

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