ニチコンは、+150℃で2000時間を保証したチップ形導電性高分子アルミ固体電解コンデンサー「PCZシリーズ」を発売した(ニュースリリース1)。幕張メッセで開催の「TECHNO-FRONTIER 2019」(2019年4月17日~19日)の同社ブースに出品している。

ブースに掲げられた「導電性高分子アルミ固体電解コンデンサー」の紹介パネル。日経 xTECHが撮影
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 既存のチップ形導電性高分子アルミ固体電解コンデンサー「PCHシリーズ」では、保証温度は最大+135℃だった。PCHシリーズを発売した際には「導電性高分子アルミ固体電解コンデンサーで、+135℃は業界最高温度」としていたが、今回のPCZシリーズの投入で、それを15℃引き上げて、業界最高温度を更新した。

 同社によれば、導電性高分子アルミ固体電解コンデンサーは、一般的なアルミ電解コンデンサーよりも低ESR、高許容リプル電流な点が特徴で、員数削減等にも貢献するものの、使用温度領域に制限があった。新製品は、エンジンルーム内に配置されるECUにも搭載可能な、高温度下で動作する高信頼性のコンデンサーとして推奨できるという。

 PCZシリーズの開発にあたり、既存のPCHシリーズに対して、導電性高分子などの構成部材の最適化や、アルミ酸化皮膜に対する自己修復能力の改善および封止技術の改良を施した。これによって、低ESRや高許容リプル電流という特徴は維持したまま、+150℃での2000時間保証を可能にしたという。PCZシリーズには複数の品種があり、定格電圧範囲は25~35VDC、定格静電容量範囲は100~330μF、製品寸法はφ8×10L~φ10×12.7Lである。

チップ形導電性高分子アルミ固体電解コンデンサー「PCZシリーズ」。ニチコンの写真

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