シーメンス、AIによるCT胸部画像の解析受託サービスを開始

2019年6月をめどにスタート

2019/04/24 05:00
高橋 厚妃=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 シーメンスヘルスケアは医療機関向けに、AIを利用してCTの胸部画像を解析する受託サービスを、2019年6月をめどに開始する。2019年4月12日から14日まで開催された「2019国際医用画像総合展(ITEM2019)」で、同サービスの概要などを説明した。

 画像解析受託サービスは、シーメンスヘルスケアが開発した画像処理ソフトウエア「AI-Rad Companion」を利用する。AI-Rad Companionは、深層学習を使って開発されたアルゴリズムで、一回の胸部CT撮影で得られる画像から、肺や心臓、大動脈など複数の部位を一度に解析できる。

「AI-Rad Companion」による画像処理や分析結果、レポートのイメージ図
(写真:日経 xTECH)
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 今回のサービスの流れはこうだ。まず、医療機関が胸部CT画像を同社のクラウドシステムにアップロード。シーメンスヘルスケアの技術者がAI-Rad Companionを用いて画像解析を実施。その後、2日から3日ほどで医療機関に解析レポートを送付する。

 レポートでは、肺の肺気腫率(LAA%)を計測した結果や肺結節の有無と大きさ、心体積、冠動脈の石灰化の有無、石灰化を定量した結果、大動脈の直径などの情報を返す予定だ。

 このサービスを利用する医療機関は、シーメンスヘルスケアが提供しているクラウドサービスの「teamplay」と、teamplay上で画像の共有を行うアプリケーション「teamplay Image」を導入する必要がある。

 今回の受託サービスは、トライアルとして期間限定で行う。「まずはサービスを使ってもらい、医療機関からフィードバックをもらうのが目的だ」と同社の担当者は話していた。

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