AIでX線検査時の放射線技師の業務を効率化

富士フイルムが技術展示

2019/04/22 05:00
河合 基伸=日経 xTECH/日経デジタルヘルス

 富士フイルムは、AIをX線検査などの効率化に活用するソリューションを開発しており、その概要を「2019国際医用画像総合展(ITEM2019)」(2019年4月12~14日、パシフィコ横浜)で紹介した。実用化時期は未定。「AIによる診断支援に注目が集まっているが、我々は検査から診断まで幅広くAIで支援する」(説明員)とした。放射線技師などの業務の効率化を目指す。

ポジショニングナビの説明(写真:日経 xTECH)
クリックすると拡大した画像が開きます

 技術展示をしたのは(1)ポジショニングナビ、(2)撮影条件ナビ、(3)再撮影判定ナビ、(4)オンデマンドCAD(コンピューター支援診断)の4つの機能である。(1)のポジショニングナビは、X線検査時に患者の位置が指示通りになるようにAIがナビゲーションする機能。医師からの指示と異なる場合に、放射線技師に通知することで再撮影を減らす効果が期待できる。

オンデマンドCADの説明(写真:日経 xTECH)
クリックすると拡大した画像が開きます

 (2)の撮影条件ナビは、患者ごとに適正な撮影条件をAIが提示する。例えば体形によって電圧などの最適な値が変わるという。(3)の再撮影判定ナビは、撮影した画像が一定の品質に達していない場合に、その場で再度の撮影を促す。(4)のオンデマンドCADは、撮影してすぐにCAD処理結果を確認できるようにするもの。例えば結核などの肺野異常所見の可能性のある場所をヒートマップで示したりすることを想定する。

 これらの機能によって放射線技師などの仕事を効率化できるほか、(4)のオンデマンドCADは救急医など放射線科医以外の医師の役に立つ可能性があるとする。

お知らせ

ピックアップPR

もっと見る

記事ランキング