不足するヘリウムへの依存度を低減したMR装置

フィリップス・ジャパン

2019/04/08 05:00
近藤 寿成=スプール

 フィリップス・ジャパンは、1.5T(テスラ)MR装置(磁気共鳴画像装置)の新型モデル「Ingenia Ambition 1.5T」を販売した。耐用期間においてヘリウム充填を必要としない検査運用を可能にし、近い将来の供給不足が危惧されるヘリウムへの依存度を低減した。

1.5T(テスラ) MR装置「Ingenia Ambition 1.5T」(出所:フィリップス・ジャパン)
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 Ingenia Ambition 1.5Tは、ヘリウムへの依存度を低減した「BlueSealマグネット」を搭載する。従来のマグネットは、超電導状態を維持するために約1500Lのヘリウムで冷却する必要があったのに対し、冷却効率が非常に高い「Micro-coolingテクノロジー」を採用するBlueSealマグネットは、わずか7Lのヘリウムで超電導状態を維持できる。

 この7Lのヘリウムはマグネット内に密封されており、ヘリウムガスの外部排出が起こらない。そのため耐用期間においてヘリウム充填を必要としない検査運用が可能となる。これに加えて、ヘリウム排出管(クエンチパイプ)が不要のために施工コストを削減できるほか、従来のマグネットと比較して900kgの軽量化が図られている。

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