CT画像から臓器を自動抽出、AI活用し診断支援

富士フイルムの「SYNAPSE SAI viewer」

2019/04/05 06:00
近藤 寿成=スプール

 富士フイルムは、人工知能(AI)技術を活用して画像診断ワークフロー支援を実現するAIプラットフォーム「SYNAPSE SAI viewer(シナプス サイ ビューワ)」を開発した。2019年7月の発売を予定する。2019年4月12~14日にパシフィコ横浜(横浜市)で開催される展示会「2019 国際医用画像総合展(ITEM2019)」で紹介する。

臓器抽出機能およびラベリング機能のイメージ(出所:富士フイルム)
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 SYNAPSE SAI viewerは、同社の医用画像情報システム(PACS)「SYNAPSE 5(シナプス ファイブ)」と接続して使用する。AI技術を活用した(1)「臓器抽出機能およびラベリング機能」、(2)「骨経時サブトラクション機能」、(3)「Virtual Thin Slice(バーチャル シン スライス)機能」の3つの画像診断ワークフロー支援機能を搭載する。7月の発売以降も新たな機能を継続的に提供していくほか、パートナー企業のアプリケーションも提供していく予定だ。

骨経時サブトラクション機能のイメージ(出所:富士フイルム)
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 (1)の臓器抽出機能およびラベリング機能は、CT画像から肝臓や腎臓、脾臓(ひぞう)などの臓器構造を自動で抽出する。さらに頸椎や胸椎、腰椎、肋骨を自動抽出し、医師が疾患の場所などを示す際に引用する「骨番号」を自動的に付与し、CT画像の上に重ねて表示できる。これにより、骨が見分けにくい画像での番号の振り間違いを抑制するとともに、医師の作業負荷を軽減する。

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