米ゼネラル・モーターズ(General Motors、GM)は、中級車ブランド「ビュイック(Buick)」初の電気自動車(EV)を中国で発売する。2019年に始まった新エネルギー車(NEV)規制への対応を急ぐ。

 ハッチバックのEV「VELITE 6」を開発し、「上海モーターショー2019(Auto Shanghai 2019)」(開催期間:2019年4月16~25日)で車両を公開した(図1、2)。電動車両への補助金を差し引いた価格は、16万5800~18万5800元(1元=17円換算で約282万~316万円)である。上海汽車(SAIC)との合弁会社であるSAIC-GMの武漢工場で生産する。

図1 BuickブランドのEV「VELITE 6」
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]
図2 車両寸法は全長4650×全幅1817×全高1510mmで、ホイールベースは2660mm。車両質量は1540kg
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 容量35kWhのリチウムイオン電池を後輪側に配置し、「NEDC(New European Driving Cycles)モードで301kmの航続距離を確保した(図3)。電池パックの質量エネルギー密度は132Wh/kgである。モーターは前輪側に配置(図4)。永久磁石同期モーターで、最高出力は85kW、最大トルクは255N・mである。最高速度は150km/h。

図3 VELITE 6の電動パワートレーン。画像左が前輪側
(出所:GM)
[画像のクリックで拡大表示]
図4 フロントフード下にモーターやインバーターを配置
(撮影:日経Automotive)
[画像のクリックで拡大表示]

 GMにとって中国は最量販市場である。米中貿易摩擦の影響で中国における2018年の販売台数は前年比で約10%減となったものの、約365万台を売った。日系メーカーで販売台数が最も多かったのは日産自動車で、約156万台だった。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は初月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら