米ON Semiconductor(オン・セミコンダクター)は、ドイツ・ニュルンベルクで開催された「embedded world 2019」(2月26日~28日)にブースを構えて、新たな設計ツール「Strata Developer Studio」(以下、Strata)などを紹介した。同社のブースでMartin Embacher氏(Technical Director, EMEA Solution Engineering Center)に話を聞いた。

右端がMartin Embacher氏。テーブル上のPCでStrataが稼働する。後方のモニターでは、Strataの特徴である「クラウド接続型」をアピールしている。左端はStrata対応のモーター制御ICの評価ボードを使ったデモ。日経 xTECHが撮影
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 Strataが報道発表されたのは、今年(2019年)1月の「CES 2019」の場だった(日本語ニュースリリース1)。今回のembedded world 2019では、初めて実際に動作させるデモンストレーションを公の場で実施した(日本語ニュースリリース2)。同社は、半導体製品を使った応用開発に向けて、さまざまな設計ツールを提供してきた。こうした既存の設計ツールと、新たな設計ツールであるStrataの最大の違いは、Strataが同社のクラウドに接続されていることだ。

 Strataが稼働するPCと対象の半導体製品が載った評価ボードとをUSB接続するだけで、どの評価ボードであるかが自動認識されて、(Strataが稼働する)PCにクラウドから開発に必要なデータが送られてくる。ユーザーはすぐに評価ボードを使って開発を始められる。クラウドからは、データシートや、評価ボードの設定に必要な項目、評価ボードの設計データ(レイアウトデータ)、FAQ、などが送られてくる。

 これまでは、評価ボードが手元にあっても、設計ツールに必要な各種情報はユーザー自身がセットする必要があった。その手間がStrataでは不要になった。ブースでデモに使われていた、ロジックゲートの評価ボードや、車載向けUSB-PDの評価ボード、産業機器向けUSB-PDの評価ボードなど、現在、10種類以上の評価ボードにStrataは対応できる。「今後、Strata対応の評価ボードを順次増やしていく計画である」(Embacher氏)。

Strata対応の評価ボードの例。日経 xTECHが撮影
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