ルネサス エレクトロニクスは、Renesas Synergyマイクロコントローラ(MCU)のS5シリーズの新製品として、「S5D3 MCUグループ」を発売する(ニュースリリース)。産業用IoTのエンドポイント機器に向けたマイコンである。ルネサスは、新製品を使ったデモンストレーションを「embedded world 2019」(ドイツ・ニュルンベルクで2月26日~28日に開催)の同社ブースで実施する予定。

 同社はこれまでに、S5シリーズのマイコンとして、「S5D9」(関連記事1)と、「S5D5」(関連記事2)を発売している。今回のS5D3は3グループの中ではローエンドの製品となる。既存の2グループと同じく、CPUは120MHz動作の「Arm Cortex-M4」である。一方、既存2グループが備えるグラフィックス処理やEthernetなどの機能を実装していない。コストや消費電力が低いことが求められるIoTのエンドポイント機器をターゲットとしているためだという。

新製品の機能ブロック図。ルネサスの図
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 CPU性能と共に、新製品のウリモノになっているのがセキュリティー機能である。Root of Trustに基づいた暗号鍵の保護を行うためのセキュリティーエンジン「SCE7」を内蔵しており、外付けのセキュリティー機能が不要で、BOMコストの削減につながるという。SCE7には、RSAやDSA、AES、SHAに対応の暗号化アクセラレーター、TRNG(真正乱数生成器)、ECCなどが実装されており、ユーザー機器間や機器とクラウド間のセキュアーな通信、セキュアーブートなどが実行できる。

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