ミッドレンジは「導入を検討」、5Gのプロトタイプも

 2019年の国内スマホ市場で注目されるのがミッドレンジ製品だ。今後は携帯端末と回線の分離が進むとみられ、回線とセットにした端末の割引販売は難しくなる方向にある。

 ソニーモバイルのミッドレンジ製品はこれまで海外市場向けに展開してきたが、今回は初めて「日本市場への導入を検討している」(田嶋氏)とコメントした(写真9)。国内展開に向けたパートナーの存在も示唆しており、オープン市場ではなくキャリアと組んでミッドレンジを展開することになりそうだ。

写真9●ミッドレンジ製品「Xperia 10 Plus」
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 一方でMWC19における主要なテーマとなった5Gについて、Xperia 1は対応していない。既に5Gスマホの実機や発売時期を公表したメーカーがある中、ソニーモバイルはミリ波に対応した5Gスマホのプロトタイプを自社ブースおよび米クアルコムのブースで展示するにとどめた(写真10)。

写真10●ミリ波対応5Gスマホのプロトタイプを展示
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 ソニーモバイルのプレスカンファレンスでは5Gへの取り組みに触れ、ライブミュージックやスポーツ観戦、コンテンツ制作現場といった利用シーンを挙げた。

 田嶋氏は「(5G対応スマホを)出すだけなら、ハードウエアを組み上げれば出せるが、どのように使っていただけるか、ユースケースとセットで提案したい」と述べる。日本における5Gの展開と併せて、どのような動きがあるか注目したい。