新シリーズのモデル名はフラグシップを「Xperia 1」、ミッドレンジを「Xperia 10」と名付けた。「1から10までが、我々の戦うコアのゾーンだ。今後はこのゾーンの中で、キーとなる商品をいくつか導入し、しっかりシリーズ化していく」(田嶋氏)との構想を語った。

 その企画の過程では全社的な議論を重ね、そこでたどり着いたフレーズが「好きを極めたい人々に、想像を超えたエクスペリエンスを」だったという。「他社のように数億人に向けて販売している商品とは違い、好きを極めたい人だけを見ていくという宣言だ」(田嶋氏)。

 新モデルは縦横比21:9の「シネマワイド」ディスプレーを採用し、映像コンテンツを楽しむことにフォーカスした(写真4)。「ソニーはコンテンツの会社であり、コンテンツを作る技術を持っている会社だ。コンテンツの体験を価値にした商品を作るために、ソニーの技術を結集した」(田嶋氏)。

写真4●21:9の縦長画面を搭載
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 一方で、「それだけでは足りない」と田嶋氏は言う。そこで注目したのが、放送局や映画撮影の現場を支えるソニーのプロ用機器だった。「スターウォーズ エピソード2」にもクレジットされた厚木(神奈川県厚木市)の部門と協力し、「クリエイターモード」を開発(写真5)。400万円クラスのマスターモニターの技術をモバイルに凝縮したという。

写真5●クリエイターモード
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