2019年6月18日から福岡国際会議場(福岡市博多区)で開催中の「九州デジタルイノベーション 2019」(主催:日経BP)では、人気タレントの菊地亜美さんが特別ゲストとして参加する特別企画「菊地亜美が知りたい最新AI講座 ~人工知能は我々の生活をどう変えるのか?!」が開催された。講師の野村総合研究所(NRI)の鈴木良介ICT・メディア産業コンサルティング部上級コンサルタントが紹介する様々な事例を通じて、AI(人工知能)の最新動向や可能性を来場者と共に学んだ。

タレントの菊地亜美さん
(写真:中馬 修)
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 特別企画の冒頭、鈴木氏は菊地さんがコメンテーターとして出演する動画配信サービス「GYAO!」のオリジナル番組「私のAIする王子様」を紹介した。同番組では出演する男女がAIの指示に従って行動し、AIは収集したデータからベストカップルを提案するという演出がなされているという。その経験から菊地さんは「AI(の提案)は結構正しいと思います」と語った。

野村総合研究所の鈴木良介ICT・メディア産業コンサルティング部上級コンサルタント
(写真:中馬 修)
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 続けて鈴木氏はスマートフォンの音声アシスタント機能などを例に、AIの基本的な考え方を解説した。さらに来店客の顔を認識してメニューをお薦めしてくるロボットのいるラーメン屋の事例や、スタートアップのSuper Duper(東京・港)が開発した訪日外国人向けのメニュー解読支援のAIアプリケーション「Satisfood」、閲覧履歴に応じて異なるサムネイルを作成・表示する動画配信サービスなどを紹介しながら、AIの適用範囲と今後の可能性を示した。

 これに対して菊地さんは「すごい!」を連発。AIの威力に感動しきりだった。

 「ゲームの中のキャラクターはAIでどんどん高度化しています。現実世界でも実在する人物なのかAIなのか見分けがつかなくなりつつあります」と鈴木氏。「まるでゲームの世界のように、生活の至るところにAIが入り込む時代がやってきます」と続けた。

 一方で鈴木氏は「AIが自然な相づちを打ったり、口ごもったりするなど人間に近づきすぎるとの懸念もあります」とも指摘した。菊地さんは「AIが主流になれば、そうした懸念も解消されるのでは……」とコメントした。

 最後に菊地さんは「AIとかIT企業と聞くと固いイメージがありましたが、親しみやすくなりました」と語り、特別企画を締めくくった。