鈴木氏はこれらの事例に沿って、AIの基本的な考え方を解説した。スマホの音声アシスタントを例に、AIは人間の認知・理解・判断を代行する仕組みであることを示した。スマホの音声アシスタントをよく使うという堀田さんは「当たり前に使っていますけど、すごいことですよね」と感心しきりだった。

野村総合研究所 ICT・メディア産業コンサルティング部 上級コンサルタントの鈴木 良介氏
(撮影:北森 幸)
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 フランス語が堪能で頻繁に海外に出かけるという堀田さんだが、「食事のメニューは読み解くのに苦労することもあります」と明かす。そこで、鈴木氏がスタートアップ企業のSuper Duperが開発した訪日外国人向けメニュー解読支援のAIアプリ「Satisfood」を紹介すると、堀田さんは目を輝かせていた。

 「生活の至るところにAIが入り込む時代がやってきます」。鈴木氏はAIの未来をこう語る一方で、「人間に近づきすぎるとの懸念もあります」と指摘した。堀田さんも「AIがここまで進化しているとは思いませんでした」としたうえで、「便利になる半面、怖いところもありますね」とコメントして特別事業を締めくくった。