実証で得られた成果をものづくりサービスとして提供したい

 「IoTにしてもビッグデータ、人工知能にしても、技術や手段に過ぎない。何のためのその技術を使うのか、どういう目的で使うかに意味がある」と一木氏は話す。マスカスタマイゼーションの実現には自動化、無人化、知能化による生産性の向上、それからすべての生産工程、ビジネス工程のうえで最適化を行う全体最適という考え方が必要になる。これらを総動員して「サイバーフィジカルシステムを実現していくことを目指している」(一木氏)。

マスカスタマイゼーションを実現するサイバーフィジカルシステムの実現が目標
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 超多品種少量生産、変種変量生産を高効率で行うための課題としては「工場全体での最適な生産計画の策定と実行することが重要」と一木氏は指摘する。このような改善を機能させるためには「依然として人のモチベーション、それからそれに携わる人の想像力が重要になる」(一木氏)という。

 進化し続ける改善サイクルの仕組みで、オークマはスマートファクトリーやサイバーフィジカルシステムを構築していく。さらに「実証で得られた成果をものづくりサービスとして提供して、製造業全体の生産性の向上に貢献したい」と一木氏は話し、講演を締めくくった。