「ISSCC 2019(International Solid-State Circuits Conference 2019)」(2月17日~21日に米国サンフランシスコで開催)の有線通信分野では、昨年はじめて世界最高速度である112Gビット/秒のPAM-4送信回路が発表された。今年は100Gビット/秒のPAM(Pulse-amplitude modulation)-4受信回路(講演番号 6.1)、400Gビット/秒(4×100Gビット/秒) PAM-4 光送受信回路(講演番号 6.5)や128Gビット/秒 PAM-4送信回路(講演番号 6.6)といった100Gビット/秒クラスのトランシーバーの主要回路が世界ではじめて実現され、立ち見を含む500人の聴講者を集め非常に注目を集めていた。

 PAM-4方式とは0/1/2/3の4値を同一タイミングで送ることで従来の0/1の2値を送るNRZ(Non-Return-to-Zero)方式に比べ、同一周波数において倍のデータレートを実現できる方式である。その他に有線通信分野においても微細化が進み最新のプロセスノードである7nm世代のFinFETを用いた56Gビット/秒クラスのA-D変換器ベースの受信回路が複数報告された(講演番号 6.2、6.3、6.4)。

 最高動作速度勝負は、ついに128Gビット/秒まで到達した。米IBMのT. J. Watson Research Centerは14nm世代のFinFETにて、128Gビット/秒 PAM-4で動作する3タップの再構成可能なFFE(Feed Forward Equalizer)を搭載した送信回路を発表し、1.3pJ/bの電力効率を実現した(講演番号 6.6)。

この先は有料会員の登録が必要です。今なら有料会員(月額プラン)が12月末まで無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら