フランス・ルノー(Renault)は5代目となる新型「Clio」を「ジュネーブモーターショー」(一般公開日:2019年3月7~17日)で初公開した(リリース)。

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5代目となる新型Clio(日経 xTECHが撮影)

 Clioはルノーの中で最も売れているモデルであり、2018年の世界販売台数は45万台、1990年の発売開始からの累計販売台数は1500万台に上る。欧州の小型(Bセグメント)車では販売台数で首位である。

 5代目のClioはルノー・日産自動車・三菱自動車の3社アライアンスで開発したBセグメント用の共通プラットフォーム「CMF(Common Module Family)-B」を初めて採用した。C/Dセグメント用の「CMF-C/D」、Aセグメント用の「CMF-A」はすでにさまざまな車種に採用されているが、Bセグメント用は採用が遅れていた。ルノーはCMFを2022年までに、3社アライアンス車両の70%、ルノー車両の80%に導入する計画を掲げている。

 CMF-Bは前世代のプラットフォームに比べて85%の部品を新しくし、50kg軽量化した。電気/電子(E/E)アーキテクチャーも刷新し、新型Clioではレベル2の自動運転(ADAS)に対応した。前方カメラとミリ波レーダーを使い、車線維持や先行車追従を自動で行う。駐車支援機能も搭載した。電動パワートレーンにも対応する。

新型Clioが採用したCMF-B(出所:ルノー)
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フルハイブリッドのE-TECH(出所:ルノー)
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E-TECH(撮影:日経 xTECH)
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 新型Clioのパワートレーンは、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンのほか、ルノー初となるフルハイブリッド(HEV)「E-TECH」を用意する。このうち、排気量1.0Lと1.3Lのガソリンエンジンは3社アライアンスで開発したものであり、シナジーを生かせると説明している。また、HEVに関してはルノーが独自に開発し150の特許を取得しているが、ここに使う1.6Lのガソリンエンジンなどは3社アライアンスで開発したという。

 HEVはエンジンと2基のモーター、ギアボックス「DHT(Dedicated Hybrid Transmission)」、容量1.2kWhの電池で構成する。従来のガソリンエンジンと比べて最大40%の燃費改善が可能という。また、都市部では走行時間の80%を電気自動車(EV)モードで運転できるとする。新型ClioのHEVは2020年に市場投入する。

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