「ライドシェアリングに最適化した車両の開発要請がある。特に重要になるのが、移動中を快適に過ごせるインテリアだ。単なる部品供給ではなく、“体験”を提案している」。自動車部品大手のフランス・フォルシア(Faurecia)でCEO(最高経営責任者)を務めるパトリック・コールラー(Patrick Koller)氏が、新たな商機をつかみにいく(図1)。

図1 FaureciaでCEOを務めるPatrick Koller氏。米ラスベガスで開催された展示会「CES 2019」(2019年1月8~11日)で将来の事業展開を説明した。
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 自家用車とは異なり、ライドシェアリングでは乗客は後部座席に座ることが多い。乗客の快適性を確保しつつ、運転者にとってもより安全で利便性の高いコックピットが求められているという。コックピットに求められる機能は「多様化しており、やるべきことは多い」(Koller氏)状況だ。

 Faureciaの予測では、自動車のコックピットに関連した市場は、「2030年には810億ユーロ(1ユーロ=130円換算で10兆5300億円)に達する」(同氏)という。2030年時点で510億ユーロ(6兆6300億円)と予測した電動パワートレーン市場をしのぐ規模になると見立てた。

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