“スマートフォンの次”として期待を集めたウエアラブル機器。スマートフォンと同等の機能を時計に詰め込んだスマートウォッチ、ディスプレーの役割やAR(拡張現実)の機能を果たすスマートグラス、イヤホンを無線化して音声UIと組み合わせたヒアラブル機器、衣服にセンシング機能を内蔵したスマートウエアなどが普及しつつあるが、どれもスマートフォン並みの普及には至っていない。また、概念的には常時着用がうたわれるが、現時点では必要な時だけ着用するものが多い。

 そんな中、明確に利用シーンを限定する“ウエアラブル業界のスーパーニッチ”にもかかわらず意外な盛り上がりを見せているのが、2輪車に向けて開発が進むスマートヘルメットだ。ライダーの安全性や利便性を高めるとする。「CES 2019」(2019年1月8~11日、米国ラスベガス)には多くのスマートヘルメット関連品が出展されていた。

 “花形”に当たるのは、ヘルメットに各種機能を内蔵するタイプだ。ロシア発のスタートアップ企業、米Livemapは「世界初の2輪車用ARヘルメット」としてスマートヘルメットを展示していた。同社は「戦闘機向けに実用化されているAR機能搭載ヘルメットを、無線化・低コスト化して一般の2輪車向けに実現する」との理想を掲げる。

LivemapのARヘルメット
HUDにより、ヘルメットのシールドに直接映像を表示する。表示板を別に用意する「コンバイナー式」のヘルメットも展示していたが、そちらはプロトタイプとのこと
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