アルプスアルパイン(2019年1月1日にアルプス電気から社名変更)は、車両周囲10m程度の状況を把握するためのミリ波レーダーを開発した。超音波センサー(ソナー)からの置き換えを狙う。2022~23年ごろの量産を目指す。

 米ラスベガスで開催された展示会「CES 2019」(2019年1月8~11日)において、展示場そばに設けた予約制の部屋(プライベートルーム)で試作品を披露した(図1)。

図1 アルプスアルパインが開発した近距離監視用のミリ波レーダー
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 実は、今回の近距離監視向けミリ波レーダーはアルプスアルパイン(旧・アルプス電気)にとって第2世代品となる。広くは知られていないが、同社は第1世代品を量産中で、米ゼネラル・モーターズ(GM)が採用した。正確には、GMの自動運転車開発部門である米GMクルーズ(GM Cruise Holdings、以下クルーズ)が開発した無人運転車「クルーズAV」に搭載する(図2)。

図2 GMの無人運転車「クルーズAV」(出所:GM)
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 第1世代品は主にGM向けだが、今回のCESで披露した第2世代品は「多くの自動車メーカーへの供給を目指す」(アルプスアルパインの担当者)方針だ。超音波センサーと比べた優位性は、検知能力の高さと車両外観の見栄えにある。

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