オムロンは卓球ロボット5代目「フォルフェウス(FORPHEUS)」を「CES 2019」(2019年1月8~11日、米国ラスベガス)で初披露した。カメラやひじ関節に当たるモーターの追加、制御用コントローラーの上位機種への変更などにより、3種類の球種への返球、返球位置・球種の予測、対戦相手へのコーチングが可能になったとする。また、モーターを増やして可動範囲が広がったことで公式卓球台に対応できるようになった。現在の能力は「大学ベスト16の選手と練習としてラリーできる程度」(同社説明員)にまで高まったという。

オムロンの卓球ロボット、5代目の「フォルフェウス(FORPHEUS)」
筐体などを新しくした。テーマは「人と機械の融和」であるため、機能向上は“対戦相手に勝つこと”ではなく、“対戦相手の能力を引き出すこと”に向けた。例えば、コーチング機能を実装した
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 フォルフェウスはFA機器として使われるパラレル・リンク・ロボットを基にしており、従来は手首の関節に相当するモーターを備えた、5軸(モーターが5個)のロボットだった。今回はさらにひじ関節に相当するモーターを加えて6軸とすることで、球を打ち返せる範囲が広がった。また6個のモーターを1/1000秒未満の誤差で精度よく同期することで、ストレートのほかにカットやドライブへの返球が可能になったとする。

ひじ関節を追加
ラケットに対して垂直についているモーターがひじに当たる部分。腕が長くなったことで、打ち返せる範囲が広くなった。平行についているモーターが手首に相当する
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