デンソーは、MaaS(Mobility as a Service)向けの車載コンピューター「Mobility IoT Core」を改良し、米ラスベガスで開催されているコンシューマーエレクトロニクス関連の展示会「CES 2019」(2019年1月8~11日)で披露した(図1)。2018年のCESで展示した開発品からCPUを増やし、処理能力を高めたのが特徴だ(図2)。

図1 デンソーが開発したMaaS向けの車載コンピューター「Mobility IoT Core」
車両とクラウド間の情報のやり取りを担う。エッジコンピューターとしての能力を高めた。筐体の寸法は222×249×29.6mm。
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図2 前回の「CES 2018」で展示していたMobility IoT Core
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 Mobility IoT Coreは、車両の位置情報や車速、操舵、アクセル、ブレーキなどのデータを収集・加工し、クラウドに吸い上げるもの。蓄積した車両データを解析してMaaS用車両が効率的に走れるルートを提案できるようにしたり、遠隔で車両を停止したりする機能を実現する。

 MaaS車両では様々なデータを収集する必要があり、大容量データの扱いが課題になりつつある。デンソーの担当者は「エッジ(車両)側でデータをできるだけ処理し、クラウド側で使いやすいようにすることが重要になる」と改良の狙いを説明する。

 車両を遠隔制御する場合には、通信が途切れたときの対応が欠かせない。「エッジ側に処理能力を持たせることで、一時的に通信が遮断されてもサービスを継続できるようにした」(同担当者)という。Mobility IoT Coreの従来品は車両データを収集する用途に特化していたため、搭載するCPUを最小限にとどめていた。

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