ヘリコプターメーカー大手の米Bell Helicopter(ベルヘリコプター)は、「CES 2019」開催前のプレスカンファレンスで、電動の垂直離着陸(eVTOL)機「BELL Nexus」を発表した(プレスリリース)。2025年ごろの実用化を目指す

 同社がeVTOL機を開発していることは知られていたが、コクピットなど一部しか見せておらず、回転翼(ローター)などを含めたフォームファクター(形状)全体を披露したのは今回が初めてである。eVTOL機は、内燃機関を備えた従来の小型航空機に比べて、騒音の低減、構造の簡素化によるメンテナンス負荷の軽減などの利点があり、自動車のように気軽に利用できることから「空飛ぶクルマ」と呼ばれる。

プレスカンファレンスに登壇したBell Helicopter President and CEOのMitch Snyder氏(撮影:日経 xTECH)
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 BELL Nexusは、ダクトで囲まれた6つのローターを備える。パイロットを含めて5人乗りの機体である。自律飛行技術を開発中で、将来はパイロットなしでの飛行を目指している。

 ローターはチルト型だとみられる。チルト型は、離陸時には、地面に対してローターが水平(ローターの回転軸を垂直)になるようにし、地面に向けて風を吹き付けて浮上する。浮上後、ローター部が地面に対して傾くように回転させて、水平方向の推進力を得て、目的地まで飛行する。これにより、垂直離着陸を可能にし、巡行時は大きな推力を得やすくする。

「BELL Nexus」(画像:Bell)
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