その大きさはなんと48インチ――。インストルメントパネル上の全面に液晶ディスプレーを配置したクルマが量産体制に入った。中国の新興電気自動車(EV)メーカー「バイトン(BYTON)」が開発した「M-Byte」だ。2019年末までに生産を開始する計画である。

[画像のクリックで拡大表示]
図1 M-Byteの量産車の内装
(出所:BYTON)

 同社は「CES 2019」(米ラスベガス、2019年1月8~11日)に先駆けて2019年1月6日にメディア向け発表会を開催し、M-Byteの量産車の内装を披露した。「1年前にコンセプト車を披露したが、こんなにも大きなディスプレーを搭載した車両を発売するとは信じてもらえなかった。だが、我々はコンセプトを守って量産にこぎつけた」。同社でデザインを統括するBenoit Jacob氏(VP of Design)は胸を張った(図2)。

外観はSUV
[画像のクリックで拡大表示]
内装の多くの要素は量産車に引き継がれた
[画像のクリックで拡大表示]
図2 2018年1月に公開したM-Byteのコンセプト車

 大型ディスプレーを搭載する車両としては、例えば米テスラ(Tesla)のセダン「モデルS」やSUV(多目的スポーツ車)「モデルX」などがある。いずれもインパネの中央部に17インチの縦型ディスプレーを配置している。

 M-Byteが採用する48インチの横長ディスプレーは、量産車では異例の大きさと言える。継ぎ目のない1枚の超大型ディスプレーを配置した狙いの一つが、「運転席と助手席で表示コンテンツを共有すること」(バイトンの担当者)だ。音楽をはじめとする多くのコンテンツを表示できるようにした。ディスプレーは中国・京東方科技集団(BOE Technology Group)製とみられる。

この先は有料会員の登録が必要です。有料会員(月額プラン)は登録月無料!

日経 xTECHには有料記事(有料会員向けまたは定期購読者向け)、無料記事(登録会員向け)、フリー記事(誰でも閲覧可能)があります。有料記事でも、登録会員向け配信期間は登録会員への登録が必要な場合があります。有料会員と登録会員に関するFAQはこちら