米フォード(Ford Motor)の高級車ブランド「リンカーン(Lincoln)」は、「ロサンゼルスモーターショー2018(2018 Los Angeles Auto Show)」(一般公開日:2018年11月30日~12月9日)で、2019年夏に市場投入するSUV(多目的スポーツ車、3列シート)タイプのプラグインハイブリッド車(PHEV)「Aviator Grand Touring」を公開した()。

図 Lincolnが公開したSUVタイプのPHEV「Aviator Grand Touring」
図 Lincolnが公開したSUVタイプのPHEV「Aviator Grand Touring」
3.0LのV型6気筒ツインターボガソリンエンジンにプラグイン・ハイブリッド・システムを組み合わせた。最高出力は335.6kW、最大トルクは813.5N・m。スマホをキーとするアプリや機能強化を図ったADASを採用する。
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 3.0LのV型6気筒ツインターボガソリンエンジンにプラグイン・ハイブリッド・システムを組み合わせたもので、最高出力は335.6kW、最大トルクは813.5N・m。同エンジンと10速AT(自動変速機)を組み合わせたベースのガソリン車の298.3kW、542.3N・mと比べると、最高出力で37.3kW、最大トルクで271.2N・m上回る。

 電池の搭載容量やモーターだけでの航続距離(EV走行距離)は非公表。プラグイン・ハイブリッド・システムの概要も明かしていない。ただ、現地の一部メディアの報道によれば、同社の従来のハイブリッド車(HEV)が使っていた動力分割機構を使った2モーターのハイブリッドシステムとは大きく異なるシステムである可能性がある。同メディアは、10速ATのトルクコンバーターとギアボックスの間に走行・回生用のモーターを組み込んでいる可能性を示唆している。電池パックは、床下のドライブシャフトの右側に搭載。電池の冷却方式は水冷だ。

 中国の新エネルギー車(NEV)規制では、PHEVの場合、クレジットを得るために50km以上のEV走行距離が求められる。同メディアの報道によると、同PHEVはグローバルモデルであり、51.2~56kmのEV走行距離を得るには少なくとも16~20kWhの電池容量が必要と同社は明かしている。

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