ルネサス エレクトロニクスは、エナジーハーベスト(環境発電)専用のマイコン(組み込みコントローラー)「R7F0E」を開発し、ドイツ・ミュンヘンで開催中の「electronica 2018」で報道機関向けに発表した(ニュースリリース)。同社は、量産前チップ(ファーストシリコン)を使ったデモンストレーションを展示会場ブースで行っている。

登壇したルネサスのマイケル ハナワルド氏(執行役員 兼 インダストリアルソリューション事業本部 副事業本部長)。日経 xTECHが撮影
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「R7F0E」を使ったデモの例。太陽光発電と風力発電の電力で、農場の土の温度や湿度を多数の地点で計測するシステムを想定している。センサーの計測値がR7F0Eで処理され、LPWAのLoRaでデータ集積地へ送られる。このデモではLoRa通信はサードパーティーのボードで処理しており、その電力はR7F0Eが供給している。日経 xTECHが撮影
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 エナジーハーベストで稼働可能という触れ込みのマイコンはすでに市場に複数ある。だが、その多くは、低電圧で動作するマイコンで、「エナジーハーベストでも使える」というのが実態に近い。一方、今回のルネサスのマイコンは、動作時、待機時共に既存のマイコンに比べて消費電流が1/10と小さく、エナジーハーベスト向けに最初から開発したという。

既存の低電力マイコン(左)と今回の「R7F0E」(右)の違い。ルネサスのスライド
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